
【楽天市場】Office 2007 Standard
プロット作りが苦手
素人なりに小説を書いている。小説を実際に書く前にはプロットを作成するのだが、コレが結構苦労する。プロット作りをちゃんと勉強すべきなのに、我流になってしまっているせいだとは思うのだが、テーマを決めて、話の流れをきちんと構造化して……といった作業はどうもうまくいかない。だいたい自分が書いているのはエッチな小説なのでテーマって言われても「美少女がエロくかわいそうな目に遭ってエロい」か「変態ゲス野郎がエロいことするのがエロい」の2つしかないし(ヲイ)。
まあ、テーマは置いといて(いやホントは置いといちゃイカンのだが)、問題はストーリーの構造化である。
●シーン1
美少女を発見する
美少女の外見描写
●シーン2
美少女を捕まえる
美少女を脱がす
こんな感じ(……苦笑)でストーリーの流れを決めていくのだが、最初にこんなこと決めたところで、勢いで書いているからどんどん話が逸れていっちゃうしり、決めた通りに書こうとすると、どうもキュークツで書けなくなっちゃうし……。そもそもこんな風にきちんとストーリーの流れを決められるぐらいなら、もう書いてるんじゃね? っていう疑問が頭から離れない。
ストーリーの構造化、アウトラインを作るのに便利なソフトが、いわゆるアウトラインプロセッサー。WindowsならたとえばNami2000などが有名。こんな画面なのだが、僕にはこの手のソフトがうまく使えない。

アウトラインプロセッサーはまず話の流れを決めて、そこを埋めていくのだが、その話の流れを決められないんだから、使いこなせるはずもない。
WORDを使った我流プロット作成
ようやく本題なのだが(ここら辺がプロット作りが出来てない証拠である)、自分のやり方は結局こんなふうになっている。
(1)どんな小説を書きたいのか文章で書く
要するにあらすじであるが、きちんとした文章である必要はなく、頭に浮かんだ光景をどんどん書いていくだけ。改行は入れず、ラストシーンまで書くようにしている。自分はこれをプロットと呼んでいる。恥ずかしいので数少ないエロじゃない小説書いたときの例。
周囲が全てゾンビになった世界にたった一人生き残った主人公。駐車場ビルの屋上管理室に立て籠もる男。あるとき地上から歌声が聞こえてくる。見下ろすとゾンビ達が歌っている。たとえようもなく美しい歌声。歌い集まっているゾンビの中心には美しい少女。少女は上を見上げ主人公と目が合う。少女が手招きをする。引き寄せられる主人公。ビルを降りて少女の元へ。ゾンビ達は手出しせずにただ歌っている。よく見ると血の涙を流している。少女と抱き合う。口付け。陶酔する主人公の首元を噛み血を飲む少女。倒れる主人公。歌い始める少女。ゾンビ達が光に包まれる。魂が空へと登っていく。失神する主人公。目覚めると、ゾンビの姿はなく、無人の街を月が照らすばかり。背後に立った少女が声をかける。手を引いてビルへ向かう。「これからどうするの?」問いかける主人公。少女がにっこり笑う「きまってるでしょ。子供を作るのよ」
(2)WORDに放り込んで、アウトライン表示にする
(1)からWORDでやってもいいのだが、僕は秀丸で書く人なので、そちらで書いたプロットをWORDにコピペし、[表示]-[アウトライン]でアウトライン表示にする。PCで文章を書く人には嫌われることが多いWORDだが、WORDのアウトライン機能は結構使える。少なくとも自分の使い方には向いている。
(3)区切りのいいところで改行を入れ、まとまりの単位を作る
WORDのアウトラインモードでは改行を入れると「見出し」もしくは「本文(段落)」の扱いになる。ただ「見出し」とか「本文」とかをあまり気にせずに、まとまりの単位、ぐらいにとらえておく。このまとまりの単位が「シーンの元」である。最終的にはこれをそれぞれふくらませていく。
(4)WORDのアウトライン機能を使って、「シーンの元」を、前後を入れ替えたり、入れ子にしたりする
WORDのアウトラインモードでは、カーソル位置の見出しや段落を丸ごと、ボタンやショートカット一発で前後に移動したりレベルを上下させることが出来る。
まずは「シーンの元」を、流れやすいように前後入れ替えたり、この「シーンの元」は別の大きな「シーンの元」に含まれるなと思ったら、大きな「シーンの元」の下に移動させ、レベルを下げ(ツールバーのレベル下げボタンを押す)たりする。もちろん必要だと思えば「シーンの元」自体を増やしたり削ったりもする。
このとき便利なショートカットは以下の通り。というか僕はこの5つしか使ってない。
- TAB レベルを1つ下げる
- Shift+TAB レベルを1つ上げる
- Shift+Alt+↑ 上に移動
- Shift+Alt+↓ 下に移動
- Shift+Ctrl+N 本文にする
(5)「シーンの元」をどんな風に書くか、ふくらませていく
ざっくりと話の流れができたら、「シーンの元」にアイデアを足したり、具体的な描写を書いてみたりして、ふくらませていく。あくまで、プロットなので文章の体裁を整えたりはせずに、要するに各シーンで何を書くのかが分かればいい。つまり各「シーンの元」は、自分で何を書くのかが把握できるようなったら、その時点で「シーン」になったと言える。すべての「シーン」が埋まったらプロット作業は完了。
だいたいこんな感じである。下の画面がそのときの様子(クリックすると拡大します)。

このままWORDで書いていってもいいのだが、どうも秀丸から離れられない体質なので、ある程度まとまったら秀丸にコピペして、あとは書きまくるのみ。コピペするとベタのテキストになってしまうので、見出しにレベルに応じて「■」などの記号をつけるようにしている(これが秀丸自身の持つアウトライン機能にも役立つ。後日記事をエントリしよう)。
なお、これが上記のプロットを元に書いた小説である。
site:TAMARL – Dawn of the Dead
まとめると、「あらすじ書く」→「WORDでざっくり構造化」→「本文書く」。なんか一手間余計な気がしないでもないが。
2009.05.26追記
検索していたら、こんなページを見つけた。ハゲシク同意である。
Renji Talk – アウトライナーで文章を書く